解 説
名匠・大林宣彦監督が北海道芦別市を舞台に描いた人間ドラマで、2011年の監督作「この空の花 長岡花火物語」の姉妹編ともいえる作品。ひとりの老人の死によって郷里へ集まった家族の姿と、その老人の人生に大きな影響を及ぼした戦争体験を通し、3・11以降の日本再生のあり方を問う。芦別市で古物商を営む元病院長・鈴木光男が92歳でこの世を去り、離れ離れに暮らしていた鈴木家の人々が葬式のため帰郷する。そこへ現われた謎の女・清水信子により、次第に光男の過去が明らかになっていく。1945年の太平洋戦争終結直前、光男は樺太でソ連軍の侵攻を体験しており……。タイトルの「なななのか」は、四十九日の意。
キャスト
- 品川徹 − 鈴木光男
- 常盤貴子 − 清水信子
- 村田雄浩 − 鈴木冬樹
- 松重豊 − 鈴木春彦
- 柴山智加 − 鈴木節子
- 山崎紘菜 − 鈴木かさね
- 窪塚俊介 − 鈴木秋人
- 寺島咲 − 鈴木カンナ
- 内田周作 − 光男の青春時代
- 細山田隆人 − 光男の青春時代が
- 小笠原真理子 − 小佐田留美/林崎敏江
- イ・ヨンスク − 韓国人の母
- 大久保運 − 井上弘樹
- 小磯勝弥 − 中西安志
- 斉藤とも子 − 井上百合子
- 原田夏希 − 高橋良子
- 猪股南 − 英子の少女時代
- 相澤一成 − 若杉稔
- 根岸季衣 − キオスクのおばさん
- パスカルズ − 野の音楽隊
- 安達祐実 − 山中綾野
- 左時枝 − 田中英子
- 伊藤孝雄 − 大野國朗
スタッフ
監督
- 大林宣彦
エグゼクティブプロデューサー
- 大林恭子
プロデューサー
- 山崎輝道
原作
- 長谷川孝治
脚本
- 大林宣彦
- 内藤忠司
撮影
- 三本木久城
美術
- 竹内公一
録音
- 内田誠
整音
- 山本逸美
編集
- 大林宣彦
- 三本木久城
音楽
- 山下康介
音響効果
- 佐々木英世
主題曲
- パスカルズ
主題歌コーディネーター
- 大林千茱萸
助監督
- 松本動
衣装
- 岩崎文男
ヘアメイクアップ
- 和栗千江子
装飾
- 相田敏春
小道具
- 中村聡宏
作品データ
製作年 | 2014年 |
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製作国 | 日本 |
配給 | TMエンタテインメント |
上映時間 | 171分 |
映倫区分 | G |